ロタウイルスに感染したお子さんの看病で、お母さんたちが最も驚かれるのがやはり白い便の色です。看護の現場でも、ロタウイルスの疑いがある場合はまずおむつの中の色を確認しますが、あの白さは他の胃腸炎とは明らかに異なり、感染力の強さを象徴しているかのようです。家庭でこの白い便を処理する際には、単に汚物を捨てるだけでなく、プロの視点での感染対策を取り入れてほしいと思います。まず、ロタウイルスは非常に生存力が強く、ごく少量のウイルスが口に入るだけで感染します。白い便が出ているときは、その中におびただしい数のウイルスが存在することを意識してください。おむつを替えるときは必ず使い捨て手袋を着用し、できればマスクもして、ウイルスが舞い上がったものを吸い込まないようにしましょう。便の処理が終わったら、手袋を外して石鹸で2度洗いを徹底してください。アルコール消毒はロタウイルスにはあまり効果がないため、流水で物理的にウイルスを洗い流すことが一番の予防です。もし白い便が床に付着してしまったら、薄めた塩素系漂白剤を浸したペーパータオルで覆い、10分ほど置いてから拭き取ってください。その後、水拭きをして仕上げます。おむつは二重にしたビニール袋に入れ、口をしっかり縛って捨てることが鉄則です。白い便の色をチェックするのは大切ですが、いつまでも出しっぱなしにせず、すぐに片付けることが空気中へのウイルス飛散を防ぎます。また、看病しているお母さん自身が感染してしまうと、家庭内が回らなくなってしまいます。お子さんが使ったタオルは共有せず、ドアノブやスイッチなど、みんなが触れる場所もこまめに塩素系で拭き掃除しましょう。便の色が黄色っぽくなってきても、ウイルスは2週間から最長で1ヶ月ほど便の中に排出され続けます。症状が治まってからが本当の戦いと言っても過言ではありません。白い便の衝撃に負けず、正しい知識を持って衛生管理を続けることが、結果としてお子さんの早い回復と家族の健康を守ることに繋がります。毎日おむつの中で変化する色を冷静に見守りながら、粘り強くケアを続けていきましょう。
看護師に聞くロタウイルスの白い便の処理と家庭内感染防止