我が子の頬が赤いことに気づいた日の体験記
ある日の午後、幼稚園から帰宅した娘の顔を見て私は驚きました。まるで左右の頬に紅を差したかのように、鮮やかな赤みが広がっていたのです。熱を測ってみると平熱で、本人はいたって元気に走り回っています。これが噂に聞くりんご病だろうかと思いつつ、私は病院へ行くべきか激しく葛藤しました。ネットで調べると、発疹が出たときにはすでに感染力はないと書かれており、本人が元気なら様子を見ても良いという意見も散見されました。しかし、もし別の病気だったらという不安が消えず、結局近所の小児科を予約することにしました。診察室で先生は娘の頬と腕の模様をじっくり見て、これは典型的なりんご病ですねと優しく告げてくれました。先生の説明によれば、これから数日間は日光に当たったりお風呂で温まったりすると赤みが強く出ることがあるけれど、一週間ほどで自然に消えていくとのことでした。病院へ行って良かったと心から思ったのは、その後の生活上の注意点を具体的に聞けたからです。例えば、痒みが出た場合の対処法や、激しい運動を避けるべき理由など、ネットの情報だけでは確信が持てなかった部分がクリアになりました。また、正確な病名が分かったことで、幼稚園にも自信を持って報告することができ、園内での流行状況の把握にも貢献できました。もしあの時、病院へ行かずに自己判断で済ませていたら、私は数日間ずっと娘の顔色を伺いながら、何かの間違いではないかと不安に怯えていたことでしょう。医療機関を受診することは、単に薬を処方してもらうためだけではなく、親の心の平穏を取り戻すための儀式でもあるのだと痛感しました。娘の赤ら顔も、数日後には先生の言葉通り落ち着き、元通りの白い肌に戻りました。あの時、迷いながらも受診を選択した自分を褒めてあげたい気持ちです。