仕事の締め切りが重なって寝不足が続き、おまけに深夜にカップ麺を食べるような自堕落な生活を送っていたせいか、ある朝、猛烈な胃のムカムカに襲われました。吐き気まではいかないものの、胸のあたりが重苦しく、酸っぱいものが込み上げてくるような不快感です。これまでの経験から、胃薬を飲めばすぐに治るだろうと高を括っていましたが、今回はなかなか収まりません。そこで私が実践した対処法の中で、特に効果があったと感じるものをいくつか紹介します。まず最初に行ったのは、徹底的な絶食です。それまではムカムカしていても「何か食べないと力が出ない」と思い込み、無理にゼリー飲料などを口にしていましたが、今回は一切の固形物を12時間ほど絶ちました。その代わり、白湯に少しだけ生姜をすりおろした「生姜白湯」をこまめに飲むようにしました。生姜に含まれるジンゲロールという成分には吐き気を抑える効果があると言われていますが、実際にこれを飲むと、胃のあたりがじんわりと温まり、重苦しい感覚が少しずつ解けていくのが分かりました。次に取り組んだのが、お腹周りを締め付けない服装への着替えです。普段はベルトをきつく締めていましたが、これを緩め、ゆったりとした部屋着に着替えるだけで、腹圧が下がり胃への圧迫感が軽減されました。また、デスクワークの合間に行っていた深呼吸も意外なほど効きました。胃のムカムカは自律神経の乱れから来ることも多いため、4秒かけて吸い、8秒かけて吐くという腹式呼吸を5分間繰り返すことで、副交感神経が優位になり、胃腸の動きが正常化するのを実感しました。さらに、夜の入浴も40度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、全身の血行が良くなり、胃の不快感が和らぎました。熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激してしまうので注意が必要です。こうした地道な対処を2日ほど続けた結果、あんなに頑固だったムカムカが嘘のように消え、空腹感を心地よく感じられるまでになりました。薬に頼るのも1つの手ですが、自分の生活習慣を見直し、胃を物理的にも精神的にも労わってあげることが、最も根本的な対処法なのだと身を以て学びました。
胃がムカムカする症状への効果的な対処法