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2026年6月
  • 後頭部と首の付け根が痛む時に受診すべき診療科

    医療

    後頭部と首の付け根付近に痛みを感じたとき、多くの人がまず最初に悩むのが何科の門を叩くべきかという問題です。この部位の痛みには、命に関わる重大な疾患から日常生活の癖による慢性的な不調まで、極めて幅広い原因が隠されています。一般的に、最も適切な最初の相談先として挙げられるのは整形外科です。後頭部から首にかけての痛みは、頚椎と呼ばれる首の骨や、それを取り囲む筋肉、靭帯の異常によって引き起こされるケースが圧倒的に多いからです。例えば、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって首の骨の自然なカーブが失われるストレートネックや、加齢に伴う頚椎症、さらには頚椎椎間板ヘルニアなどが代表的な疾患として知られています。整形外科ではレントゲンやMRIを用いた画像診断が可能であり、骨の変形や神経の圧迫状態を詳細に確認することができます。もし、痛みに加えて腕や手のしびれ、筋力の低下などを感じる場合は、脊髄や神経根に問題がある可能性が高いため、早急に整形外科を受診して精密検査を受けるべきです。一方で、痛みがこれまでに経験したことがないほど激しいものだったり、吐き気やめまい、高熱、意識の混濁などを伴ったりする場合は、整形外科ではなく脳神経外科や脳神経内科を優先する必要があります。これは、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍といった脳内のトラブルが原因で後頭部に激痛が走っているリスクがあるためです。脳神経外科ではCT検査によって脳内の出血の有無を瞬時に判断できるため、緊急性が高い場合には迷わずこちらを選択してください。また、慢性的な鈍い痛みや、頭全体が締め付けられるような重苦しさを感じる場合は、緊張型頭痛の可能性も考えられます。この場合は頭痛外来や内科でも対応可能ですが、やはり首の構造的な問題を否定するためには、一度は整形外科でのチェックを挟むのが医学的に見て合理的です。さらに、後頭部の表面に突き刺すような鋭い痛みが断続的に走る場合は、後頭神経痛という神経由来のトラブルが疑われます。これには神経ブロック注射などの専門的な処置が有効な場合もあり、麻酔科であるペインクリニックが最適な受診先となることもあります。このように、後頭部首の付け根痛みは何科に行くべきかという問いに対しては、自分の痛みの性質を1冷静に分析することが重要です。1人で抱え込まず、まずは最も身近な整形外科や、全身の状態を把握してくれる内科を訪れ、そこでの診断を基に専門特化した診療科を紹介してもらうのが、最短で快方に向かうための最善の戦略となります。